銭湯の未来を考える。「銭湯が持つ本当の価値とは何か」

今日は、僕が考える「銭湯が持つ本当の価値とはなにか」をお話しながら、銭湯の未来について考えたいと思います。

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こんばんは。Martinです。

今、日本へ一時帰国中で、日本ライフをエンジョイしております。

やっぱり食べ物美味しいですね・・・。

 

今日は日本にいるので、日本に関連した記事を書きます。

前々から僕が書きたかった銭湯に関しての記事です!

僕は銭湯に通うのはもちろん大好きですし、大学時代の卒論も銭湯に関してのものでした。そのくらい銭湯オタクです。

 

今日は、僕が考える「銭湯が持つ本当の価値とはなにか」をお話しながら、銭湯の未来について考えたいと思います。

 

 

これを読んでいる人の中に、銭湯に定期的に通っているといった人はどれほどいるでしょうか。

先日、アメトークで「銭湯大好き芸人」がやったり「テルマエロマエ」のヒットだったりと、日本の社会の中で確実に注目を集めてきていますが、その数は減少し続けています。これからもある程度のところまでは年々減っていくでしょう。

 

そして銭湯に行っている人は、大きい浴槽や、露天風呂などを目当てにして行っていると思います。実際に、これは大きな銭湯の魅力ですし、これを目当てに行くことはまっとう正しい事だと思います。

しかし、僕が考える銭湯の本当の価値はもう少し、社会的な視点から見た時に見えてくるものだと思っています。

 

①資源の節約

ひとつめの理由は、水・熱・エネルギー等の資源の節約です。

 

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日本のほとんどの家庭は、浴室を持っています。

お風呂一杯分の水の量は200〜300L程です。

うちの家族の場合は、ほぼ毎日お風呂を作っていますので、年間として計算すると、

100,000Lもの量になります。

これに加え、水をお湯にするためのエネルギーが加わります。

 

さらにこれが日本中の各家庭で行われているのです。

これは膨大な、水とエネルギーの量であるのは言うまでもありません。

 

これを皆で同じ浴室を共有することにより、セイブできるエネルギーの量も言うまでもなく大きなものです。

 

②人間関係の構築

二つ目は、人間関係です。

現在、日本ではご近所付き合いが無いとか、孤独死だとか、そういったものも社会問題のひとつとして扱われています。

そこで活躍出来るのがまた銭湯であると思うのです。

アメトークで千原ジュニアさんが話していた内容で、「銭湯で後輩の悩みを聞く」といったものがありました。これは銭湯によく行く人間だととても納得できる内容です。

 

僕も友人と銭湯に行くと、悩みの相談やら、何かと語り合ってしまうものです。よく言われるのが裸の付き合いだとか。なんかお風呂の中ってめちゃめちゃ話が弾むのです!お風呂入る以外にする事がないってのも大きな理由だと思います。

 

僕は銭湯のヘビーユーザーですが、1人で行くことはほぼありません。

やっぱり銭湯行くなら話し相手が欲しいですし、あそこは社交場であると考えています。なので、ほぼ必ず友人を誘っていって、何時間もお風呂の中で語り合うのです笑。

 

 

 

このように、銭湯単体(浴槽がいいとか、炭酸泉があるとか)ではなく、社会的な側面で見てみるとまた、違った付加価値を付ける事が出来るのではないでしょうか。

 

 

厳しいことを言うようですが、今、銭湯の数が減り続けているのは、現代社会に銭湯がマッチしていないからです。

銭湯が生き残るには、銭湯が変わるか、社会が変わるかの2択です。

現在では、家のお風呂を越えるような最新設備を価値とすることで、銭湯へ行くキッカケを作っています。これは銭湯が変わるのパターンですよね。

 

では社会が変わる事により、銭湯が盛り上がるのは厳しいのでしょうか?

しかし僕は、今年に入ってから世界全体が環境問題や持続可能性についての関心をより高めてきたと感じています。この関心はどんどん高まっていくでしょうし、環境問題は避ける事が出来ない、人類全体の課題なのです。

 

 

そして日本が持続可能な社会に変わり始めた時に、その流れに乗って銭湯がまた昔のように活躍する未来はあるのではないかと思います。

 

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