【学校の集合写真はその国の縮図である】学校の集合写真から文化を考える。

日本では修学旅行の定番、クラスの集合写真。

各国の集合写真を見比べると面白い発見がありました。

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上記はアメリカにあるどこかの学校の卒業式の写真 

 

最近、Facebookでフィリピン人の友達が増えてきて、お決まりの写真が大量にアップされ画面を埋め尽くします。

そこでセブ島の大学の集合写真を見た時にある事に気づきました。女の子が多い!その写真の半分以上を女子学生が占めています。日本だと学校(特に大学になると)男子比率が圧倒的に高いのに対して真逆です。そして、女子学生が中央前方に集まり、あたかも主役のように見えます。そして男子学生は端っこに追いやられたあたかも脇役のように。さらに中央に座る先生も女性。

ここでフィリピンは女性社会であるという事実を思い出しました。フィリピン人女性はとてもよく働きます。逆に男は働きません笑。会社の管理職、学校の教師、大学教授までほとんどが女性で占められているのです。女性が家族を支える社会、それがフィリピンという国です。

よって、大学への進学率も女性の割合が高くなり、あの一枚の写真はフィリピン社会をよく表していた、縮図なのではないかと思いました。

 

そこで面白そうなので、各国の集合写真を見比べて考察してみたいと思います。条件としては卒業式や修学旅行等のフォーマルなものを対象とする。画像はグーグル画像検索で上位検索を比較して特徴を見つけます。

あと実際の写真は載せないことにします。知らない学校の集合写真を載せるのはあまりいい気分がしないので。。。笑

ただ画像検索すればわんさか出ますので。

 

①日本

まずは日本から。

フィリピンと比較するとやはり男子比率が高い。高等教育機関への進学率は男性が圧倒的に高いという事実をよく表しています。

そして、ある特徴に気がつきました。男女が左右で分かれている。もちろん例外は多々ありますが、他国と比べてこれは日本の特徴的な要素のひとつです。サークル等のカジュアルな組織は適当に並んで撮ると思いますが、修学旅行等のフォーマルな写真になるとその割合は圧倒的に上がります。

これが真に何を意味するのか僕にはわかりません。どっちかを前にすると、男女差別だとかモンスターペアレントからクレームが来るのでしょうか?どちらにしろ、左右きっちり半分というのは、何か形式的な平等感を感じます。そして男女をはっきりとさらに意識的に区別しています。男女は平等だからきっちりと左右に分けて配置しよう、という考え自体がもう既に平等から離れている気もします。

男女平等の観念を本質的ではなく、形式的に進めている日本をよく表していると思います。

 

②アメリカをはじめとする欧米圏

僕は欧米出身でも在住でも無いので、写真から汲み取れることは少ないですが、、

こちらは、とにかく男女バラバラでキッチリ分かれている写真があまりない。

国際化が進んでいる国では、こうした傾向があるのではないでしょうか。

 

手短な記事ですが、これだけでも集合写真にはその国の何かしらの背景が見られることがわかると思います。

 

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