フィリピンの大学で研究活動をするメリット

今年の6月からついに授業が始まりますが、ここで日本や他先進国の大学ではなく、あえてフィリピンの大学で研究活動をすることのメリットを考えたいと思います。

f:id:Martin-S:20160217231055p:plain

 フィリピンの大学のメリットで一般的に言われるのが英語で勉強出来るという点ですが、そこから少し離れてみます。

まずデメリットですが、すぐ浮かびます。施設の充実度です。

フィリピンはいわゆる発展途上国であり、大学の設備も日本のそれと比べると驚くほど小規模です。図書館も小さいですし、化学やラボラトリー系の研究なら、日本か西洋の技術が進んでいるどこかよそでやった方がいいでしょう。現に僕も、建築のデザイン・構法系の勉強を深めるならフィリピンではないと思っていました。

 

ではメリットはなんでしょうか。それはフィールドにあると考えます。僕の場合は文化人類学を専攻するのですが、フィリピンはフィールドワークに関してはこれ以上ない適地ではないでしょうか。7000以上の島々なら成り、それぞれの島で独自の文化が育まれています。言語も驚くほど多いですし、地方には面白い少数民族も沢山います。大学内の施設だけを見ると劣りますが、外に目を向けるとそこは宝の山であるように感じます。

さらに、これはビジネスにも言える話ですが、セブには世界中の若いビジネスマンが集まって来ているようです。英語で生活が出来て、物価が安いのが一番の要因だと思いますが、やりたい事を試せる寛容なフィールドがそこにはあるということです。これは研究の面でも同じだと思っていて、自分のアイデアを実現出来る、包容力のあるフィールドがフィリピンにはあると思います。

 

そんなこんなで人類学という分野なら面白い事が出来るんじゃないかと考えて、こちらの大学院への進学を決めました。

これは完全なる持論ですが、これからの持続可能な社会への鍵は、先進国ではなくフィリピンのような発展途上国にあると思っています。

 

↓当ブログを応援してくださる方はクリックをお願いします!


フィリピン留学 ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ セブ島情報へ
にほんブログ村